【日本ダービー(G1)回顧】C.ルメール騎手の3週連続G1制覇でレイデオロが世代の頂点に!GJ「サイン馬券」が大的中!
28日、東京競馬場で開催された第84回日本ダービー(G1)。真夏日の東京競馬場に11万5800人を超える観衆が集まったこの日、ついに世代7015頭のNo.1が決した。
1番人気はトライアルの青葉賞(G2)をレコードで完勝したアドミラル。昨年の日本ダービーよりも優秀なタイムでの優勝ということで「ついに青葉賞馬がダービーを勝つか」と期待されたが、大外の8枠18番を引いたことで混戦ムードを保ったままとなった。
2番人気に休み明けの皐月賞(G1)で5着に好走したレイデオロ。鞍上の絶好調C.ルメール騎手は3週連続のG1制覇が懸かる。3番人気に共同通信杯(G3)を勝ったスワーヴリチャード、4番人気に皐月賞馬のアルアインが続いた。
ゲートに不安のあったサトノアーサーとアドミラルがやや遅れたものの、各馬ほぼ揃ったスタート。内からマイスタイルがハナを主張すると、外からトラストが並びかける。結局1コーナーで主導権を握ったのはマイスタイルだった。
集団を引っ張る2頭の後ろにアルアインも早めの競馬。内からダンビュライト、ダイワキャグニー、クリンチャーが好位グループを形成。中団にスワーヴリチャード、サトノアーサー、ベストアプローチが続き、レイデオロ、アドミラブルが後方という隊列となった。
レースが大きく動いたのは、なんと1000m通過手前だった。向正面に入ったところで後方にいたはずのレイデオロが、湧き上がる大歓声とともに一気の進出を開始したのだ。それもそのはず、1000mの通過タイムは63.2秒。レースは先週のオークスよりも1.5秒も遅い、近年稀に見る超スローペースとなっていた。ルメール騎手はそれを早めに見越して動いたのだ。
結局、マイスタイルの先頭、レイデオロが2番手という形で最後の直線に突入。マイスタイル以外の馬が外に持ち出されると、最初に先頭に立ったのがレイデオロだった。ペルシアンナイトが食い下がり、外からスワーヴリチャードも脚を伸ばすが、レイデオロの勢いが止まらない。