武豊「スペシャルウィークの勝負服」が1日限りで復活! 日本ダービー初制覇の記憶が蘇るレジェンドの一目置く若手騎手とは

武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 最近のプロ野球では復刻ユニフォームを着用しての試合が見られるようになり、往年の野球ファンのみならず、多くの野球ファンからも好評のようだ。

 だが、そんな“復刻ユニフォーム”が競馬でも見られるようになった。

 来月14日に兵庫の園田競馬場で開催されるゴールデンジョッキーカップにJRA招待騎手として、武豊騎手・横山典弘騎手・戸崎圭太騎手が参戦。個人勝負服を持たないJRA騎手はオリジナル勝負服を着用することになり、レジェンド武豊騎手はスペシャルウィークでお馴染み「胴紫:白鋸歯形、袖紫:白鋸歯形」の勝負服を着用してレースに騎乗することが発表された。

 今回、武豊騎手が“スペシャルウィークの勝負服”を選んだのは、なかなか勝てなかった日本ダービー(G1)初制覇に人一倍想い入れが強いからかもしれない。

 ゴールデンジョッキーカップは中央・地方において2000勝以上を挙げた名手による騎手対抗戦。今年で30回目を迎えるが、武豊騎手は今年の5月にミトノオー(牡3、美浦・牧光二厩舎)で兵庫チャンピオンシップ(G2)を制すなど、地方通算202勝のうち園田では14勝を挙げている。

 しかし、意外にも同大会での優勝経験はない。今回は思い出深いスペシャルウィークの勝負服を身に纏い、初優勝を狙っているだろう。

 また横山典騎手はメジロ牧場と同じ「胴白:緑一本輪、袖白:緑縦縞」の勝負服を着用するとのこと。この組み合わせでは、やはりメジロライアンが有名。往年の競馬ファンには、懐かしい思い出が引き出されるのではないだろうか。

武豊騎手が一目置く若手騎手とは?

 また先日、野外イベント『てんじんKEIBA』でトークライブが行われ、参加した武豊騎手に「上手い若手騎手は?」という気になる質問があった。興味津々な答えは「横山武史騎手・岩田望来騎手・坂井瑠星騎手」だった。

 横山武騎手の父は言わずと知れた今回、メジロ牧場の勝負服を身に纏う横山典騎手で、今年デビュー7年目を迎えた関東若手のホープである。また実兄の横山和生騎手とともに横山家3代に続く競馬一家を継承している。

 また、岩田望騎手の父もJRA通算1700勝を誇る岩田康誠騎手。今年からフリーとなり、さらなる躍進を狙っている。坂井騎手は関西の名門・矢作芳人厩舎に所属する海外経験も豊富な騎手だ。

 さすがはレジェンドが一目置く騎手だけあって、今年の全国リーディングで3名ともトップ10に入っている。

 その前に26日及び27日に札幌競馬場で行われるワールドオールスタージョッキーズ2023(WASJ)に出場する若手3騎手には、最低でも表彰台に上がる活躍を見せ、来年のダービーに向けて弾みをつけてほしい。

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