【関東オークス(G2)展望】C.ルメール騎手のオークス「ダブル制覇」なるか!? 交流重賞の鬼・武豊騎手が「得意の一族」で”野望”を打ち砕く?
初のオープン挑戦となった前走の青竜S(OP)は2番人気に支持されたものの、マイルの速い流れに後手を踏み7着に惨敗。ただ、血統的にはドバイワールドカップ(G1)を2着したトゥザヴィクトリーの一族で、如何にも距離が伸びて持ち味が活きそうな存在だ。
今回は武豊騎手を手配して巻き返しを図る加藤厩舎は、近年はノンコノユメやグレンツェントなどダートでの活躍馬が目立つ厩舎。母のビーポジティブがクイーン賞(G3)を勝つなど牝馬ダート戦線で活躍した馬だけに、娘も母に続きたいところだ。
トゥザヴィクトリーの主戦を務め、この一族と相性の良い武豊騎手も今年、従妹のトーセンビクトリーで中山牝馬S(G3)を制覇。先週のマーメイドS(G3)では思うような結果を出せなかっただけに、ここでその借りを返したいところだ。
まだ500万下を勝ったばかりとはいえ、アンジュデジール(牝3歳、栗東・昆貢厩舎)は底を見せていないだけに面白そうな存在だ。
デビューから5戦は芝を使われて1勝止まり。フィリーズレビュー(G2)にも挑戦したが13着に大敗している。だが、それを機にダートに切り替えるといきなり2着に好走。前走は出遅れながらも3馬身半差の圧勝と、非凡な適性を示している。