「武豊と凱旋門賞へ」高価過ぎる素質馬を買い続けるキーファーズ!! 今年の”超大物”が「先輩」たちの無念を晴らす!?
また松島氏のもとにはジェニアルのほかにも、池江泰寿厩舎の調教師から「3歳の秋にはフランスに行きたい」と言われていたほどの逸材・ヴィニー(父・ディープインパクト、母・コケレール)がいる。同馬は約1億5千万円で購入され、入厩した厩舎では「厩舎の牝馬No.1」と絶賛されていた。だが、3戦目にしてはじめて勝利を挙げるにとどまり、秋は期待されていたフランスではなく日本で迎えることが濃厚だ。
松島氏は15年に馬主デビューを飾り、これまで重賞に3回持ち馬が出走しているが、いずれも二桁着に終わり勝ちはまだない。それどころか、持ち馬の通算は6勝。内訳は500万下をひとつ勝っただけで、それ以外は未勝利、新馬戦しか勝利していない有様だ。武豊騎手に心酔し、これまで多くの持ち馬へ騎乗してもらっている松島氏だが、目標と語る「持ち馬に武豊騎手騎乗で凱旋門制覇」は夢のまた夢となっている。
大金を積み上げて良血馬を購入し、壮大な「夢」を語る松島氏。今年こその実現に向かって、大きな一歩を踏み出すことができるのだろうか。それとも、このまま大言壮語で終わってしまうのか。色んな意味で今後が楽しみではあるのだが……。