【ユニコーンS(G3)展望】実績No1のリエノテソーロが中央重賞初勝利なるか?今後のダート路線を占う注目レース!
18日(日)の東京競馬場で行われるユニコーンS(G3)は3歳ダート巧者にとっての数少ない重賞レースとなっている。昨年のこのレースを勝利したゴールドドリームは今年のフェブラリーS(G1)を制した。また、この他にもノンコノユメやベストウォーリアなど現在でもダート路線で主役を争う馬たちが過去の優勝馬に名を連ねる出世レースだ。そんなユニコーンS(G3)への出走を予定している有力馬を紹介する。
NHKマイルC(G1)での好走が印象深いリエノテソーロ(牝3、美浦・武井厩舎)がここでは当然レースの中心となる。
2歳時の新馬戦、すずらん賞(OP)こそ芝のレースで快勝したが、年が明けての初戦となったアネモネS(OP)で0.2秒差ながら4着に敗れたことで、前走のNHKマイルC(G1)では13番人気と評価を下げていた。しかし、レースの結果は上りタイム最速となる34秒を記録しての2着。重賞の芝のレースでも十分に通用するスピード能力があることを示した。
芝のレースでも十分に通用する能力を持つこの馬だが、驚くことに陣営は芝よりもダートレースで力を発揮すると見ているようだ。実際に2歳時に芝のレースで2連勝した後は交流重賞のエーデルワイス賞(G3)と全日本2歳優駿(G1)に挑戦し、それぞれ5馬身差、3馬身差と大差を着けての完勝。この馬にとって本領発揮できるダートレースで2歳時よりも成長した今は、一体どのようなレースするのだろうか。今回はこれまで騎乗してきた吉田隼人騎手から大野拓弥騎手へ乗り替わりとなるようだが、新たなコンビで中央重賞のタイトル奪取を目指す。
前走で同コースを経験したサンライズソア(牡3、栗東・河内厩舎)がライバルの筆頭となるだろう。前走の青竜S(OP)は3番手追走から直線でしっかりと伸びて勝利。ここまで芝のレースへの出走が多いが、ダートレースでは2戦2勝と高い適性を見せており未だ能力の底は見せていない。今後のダート路線で活躍できるかの試金石となりえる重要なレースだけに、実績面では遥か上を行くリエノテソーロを相手に現状でどこまで通用するか注目したい。