【帝王賞(G1)展望】武豊騎手、今年はアウォーディーで”連覇”なるか!?「G1馬6頭」を含む最強メンバーが終結した「ダート最強決定戦」が開幕!
初勝利を上げるまでに5戦を要するなど、条件戦を使われながらじっくりと力をつけてきたアポロケンタッキー。その素質が大きく開花したのが、昨秋のことだった。初重賞のシリウスS(G3)で3着に好走すると、みやこS(G3)で重賞初制覇。年末にはアウォーディーを始めとした強豪を退け、見事G1制覇を飾っている。
前走は、その勢いのままにドバイワールドカップへ挑戦するも9着。世界の壁の高さを見せつけられた格好だが、国内組が相手となるここでは一歩も引くわけにはいかない。5番人気で勝ち切った東京大賞典をフロック視する声もあるだけに、その時の鞍上・内田博幸騎手と再びコンビを組み、今度こそ正真正銘の実力を見せつけたい。
勝ち味には遅いものの、ダート2000m以上であればサウンドトゥルー(セン7歳、美浦・高木登厩舎)の安定感は現役屈指ではないだろうか。
41戦して9勝を誇りながら、同時に2着が9回あり、3着に至っては13回を数える古豪サウンドトゥルー。41戦して31回馬券になっているのだから、その安定感は特筆すべき点だが、如何せん勝てない。
昨年のチャンピオンズCではアウォーディーを破って優勝。ダート界屈指の善戦マンがついに覚醒したかと思われたが、その後の東京大賞典で3着、川崎記念では単勝1.6倍に推されながらも2着と、再び”定位置”に舞い戻ってしまった。
とはいえ堅実な末脚に衰えはなく、未だ一発を秘めているのは紛れもない事実。乗り慣れた主戦の大野拓弥騎手に戻ったことで、今回もまたしっかり賞金を咥えて帰ってきそうだ。