有馬記念「サイン馬券」は大谷翔平ドジャース馬券にあらず!? 大ヒット『推しの子』がソールオリエンスを“激推し”する理由
有馬記念の「サイン馬券」をぶった斬り!
さて、競馬ファンの皆様、いよいよ有馬記念(G1)ですね。様々なGORAKUを心から愛する「GJ」ですが、今回は有馬記念直前ということで、毎週お馴染みの【週末GJ人気記事ぶった斬り!】特別編をお送りします。
その名も「有馬記念サイン馬券ぶった斬り!」。自称サイン馬券研究家の藤田ハチ子と、酒は飲まないがタバコがやめられない孤高の鬼デスク「K」の2人で、有馬記念に関するサイン馬券をぶった斬っちゃおうと思います!
デスク「K」:まさか、ハチ子と対談企画する日が来るとはなあ。まあ、有馬記念はマンハッタンカフェ&アメリカンボスに始まり、今年の漢字「金」のゴールドシップなどなど、何かとサイン馬券が注目されるレースだからな。
ハチ子:有馬記念と言えばサイン馬券! サイン馬券と言えば私、藤田ハチ子ですからね!今日は勉強していってください、デスク。
デスク「K」:……んで、そのサイン馬券だけど、今年は何と言っても大谷翔平選手のドジャース移籍だろ。10年総額7億ドルで約1015億円だぞ! 有馬記念200勝分だぞ! こんなのもう、ドジャース馬券(「ド」ウデュース→「ジャ」スティンパレス→スターズオンア「ース」)で決まりだろ。
ハチ子:その有馬記念換算、面白いですね(笑)。いやあ正直、私も今年はドジャース馬券かなあと思っております。大谷選手は満票でMVP獲っちゃう大活躍でしたし、この3頭もめちゃくちゃ来そうな3頭ですしね。
デスク「K」:よし、じゃあ今年の有馬記念はドジャース馬券ってことで、解散!
ハチ子:待ってください! デスクは本当にそれでいいんですか!? ホントは阪神タイガースの日本一でやりたいんでしょ? 仕事そっちのけで日本シリーズ見ながら狂喜乱舞してたじゃないですか。あの猛虎魂はどこ行ったんですか!
阪神日本一「ARE」からタスティエーラ?
デスク「K」:ぐぬぬ……。忙しいからさっさと切り上げようと思ったのに、人の弱いとこ突いてくるな。まあ、タイトルホルダーじゃないのか? 単純に「タイトル」だし、「岡田」スタッドだし。それか、黄色と黒の“虎柄社台”のソールオリエンス&スターズオンアース。
ハチ子:甘い、甘いですよ! そんなに単純明快なら、世の中にサイン馬券研究家なんて存在しません。ここは一捻り入れて、タスティエーラで行きましょう!
デスク「K」:そもそも、サイン馬券研究家なんてホントに存在するのかよ。って、タスティエーラ? 阪神とは全然関係なさそうだが。ああ、そういや昔ムーアっていう良いピッチャーがいたな(タスティエーラの鞍上はR.ムーア騎手)。これがまた打つんだわ、投手なのに。大谷ほどじゃないけどな。
ハチ子:違います! 今年の阪神タイガースといえば、流行語大賞にもなった「ARE(アレ)」じゃないですか。まず、タスティエーラを英語表記にしてみましょう。これはJRAの公式ホームページにも載ってますよ。
デスク「K」:Tastiera……おお、逆から読んだら「ARE」itsatになるわけね。サインっぽくていいんじゃない? これで決まり。
ハチ子:まだ、あるんです。「ARE」の残りの「itsat」にも注目してください。
デスク「K」:it sat……SATって、よく映画とかに出てくる特殊急襲部隊だよな。でも、ちょっと物騒じゃない?
ハチ子:私も最初はそう思って断念しかけたんですが、違いました。it satじゃなくて「it’s at」だったんです!
デスク「K」:「it’s at」って、Beckの『Where It’s At』くらいしか知らないけど、どういう意味?
ハチ子:さすがアラフィフ、すんなりBeckを出してくれて助かります。年の功ってやつですね~。そうです、その「It’s At」には「最高だ」「一番だ」っていう意味があるんですよ。まさにタスティエーラは、今年の有馬記念を勝つために命名された馬なんです!
デスク「K」:キャロットの人、そんなこと考えてないと思うけど……まあ、いいや。それで、自称・サイン馬券研究家の藤田ハチ子の本命はタスティエーラでいいのか?
ハチ子:まだ、あります! 実は今年、大ヒットした『推しの子』に「サインはB」という曲があるんです。サインはBですよ、凄くないですか!?
『推しの子』が示唆した「菊花賞を狙える馬」
デスク「K」:ご親切に「サインはBですよ」って“直球”で教えてくれてるんだもんな。『推しの子』はオレも見てたし、アイちゃんに免じてもう少し話を聞いてやるか。サインはBってことは、「B」.ムルザバエフ騎手のプラダリアで決まりってことね。おお、大荒れじゃないか。
ハチ子:甘い、甘いですよ! デスクはサイン馬券を全然わかってませんね。
デスク「K」:……まだあるのか。
ハチ子:いいですか『推しの子』には「有馬かな」っていう、これまたド直球なキャラが登場するんですよ。しかも、あるシーンでは、そのかなちゃんの「誰と誰の掛け合わせが良いとか なんなの? 馬主なの? 菊花賞狙える馬産ませたいの?」っていうセリフまであるんです。
デスク「K」:なるほど、じゃあ『推しの子』の“推しの子”は、メンバー唯一の菊花賞馬タイトルホルダーってわけか。
ハチ子:相変わらず、あと一押しが足りませんねえ。いいですか、かなちゃんが示唆してるのは菊花賞馬じゃなくて「菊花賞を狙える馬」です。つまり、菊花賞は勝ち負けよりも「狙えそうだ=勝ちそうだ」がポイント。
デスク「K」:つまり人気か。タイトルホルダーは確か4番人気だったな。今年の菊花賞の1番人気は……。
ハチ子:そう、ソールオリエンスです! しかも1枠1番は有馬かなの担当カラーの白! これはもう、激熱のサインです。
デスク「K」:じゃあ、藤田ハチ子先生は3歳馬のタスティエーラとソールオリエンスのW本命ってことか。当たるかどうかは知らんが、とりあえず色々調べてることだけはわかったわ。サイン馬券って意外に大変だな。これなら普通に予想した方が……。
ハチ子:まだ、です! 今年、世間を騒がせたといえばジャニーズ問題! ドリーム“ジャーニー”産駒のスルーセブンシーズには……。
デスク「K」:もういい、わかった!さていつもバカバカしいお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。