あのC.ルメールが1番人気で11連敗中!? イクイノックス大活躍で年間G1・7勝&リーディング返り咲き…無敵のNo.1騎手が「凡人」になる瞬間とは

C.ルメール騎手 撮影:Ruriko.I

「最高な1年でした」

 昨年最後のJRA・G1となったホープフルS(G1)を制したのは、やはりこの男だった。165勝を挙げ、1年ぶりのリーディングに返り咲いたC.ルメール騎手である。

 ついに世界最強のまま引退したイクイノックスの主戦として知られているルメール騎手だが、2023年は「チーム・イクイノックス」のレガレイラと制したホープフルSが年間G1・7勝目。イクイノックスの3勝に加えて、ジャスティンパレスの天皇賞・春、ドゥレッツァの菊花賞、ブレイディヴェーグのエリザベス女王杯と大暴れした。

 109勝に終わった昨年から50勝以上を上積みし、完全復活を遂げたルメール騎手。2024年の競馬も当然、このNo.1ジョッキーを中心に回っていくことは想像に難しくない。

 だが、そんな完全無欠のルメール騎手でも、一転して“凡人”になってしまう瞬間がある。

◯1番人気…(0-1-1-9)
◯2番人気…(0-2-0-5)
◯3番人気…(0-0-1-7)
◯4番人気以下…(0-0-0-2)

 上記は1番人気での11連敗を筆頭に目を覆いたくなるような成績だが、紛れもなく近5年にルメール騎手が挙げたものだ。では「いつのルメ-ルなのか」というと、もうすぐそこまで来ている「年明け初騎乗日のルメ-ル騎手」というから驚きだ。

「ルメール騎手といえば毎年、年末年始にかけて“バカンス休暇”を取ることでも有名ですが、今年も2024年の開幕日である金杯開催はお休み。始動日はフェアリーS(G3)が開催される1月7日になる見込みです。

そのフェアリーSでは1番人気が濃厚なスティールブルーに騎乗予定。翌日のシンザン記念(G3)でも最有力候補のエコロブルームに騎乗するだけに、年明けから大きな注目が集まりそうですね。毎年、“立ち上がり”に難のあるルメール騎手ですが、果たして今年はどうでしょうか。馬券的な意味でも『逆らうならココ』かもしれません」(競馬記者)

 果たしてNo.1ジョッキーは自らのジンクスを払しょくできるだろうか。様々な意味で、2024年の競馬も開幕週からルメール騎手に注目だ。

GJ 編集部

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