DMM.comが「7億円投資」でJRAに参戦! IT業界の超大物が新設する「DMMドリームクラブ」1口馬主の常識を覆す画期的システムの「狙い」とは

 10、11日の2日間に渡って5年連続過去最高を更新する総額173億2700万円を売り上げ、大盛況に終わったセレクトセール2017。

 2日目に上場されたイルーシヴウェーヴの2017が「アドマイヤ」の近藤利一氏によって史上2番目となる5億8000万円で落札されたことも驚きだったが、今年1番の衝撃は何といってもIT業界の大手企業『DMM.com』が競馬界の参入を正式に表明したことだろう。

 セレクトセール初日のことだった。この日の目玉の一頭、2016年にドバイターフ(G1)を制したリアルスティールの全妹が上場。実績と資金力を兼ね備えた大物馬主たちによる激しいセリを勝ち抜き、最終的にこの日の牝馬最高額となる1億6000万円で落札したのが『DMM.com』だった。

 この事実は大手メディア等を通じて瞬く間に世間に浸透したが、この新規参入馬主が本領を発揮したのは、当歳馬が上場されることでさらに激しさを増す2日目だった。

『DMM.com』はさらに2012、14年の年度代表馬ジェンティルドンナの全妹を3億7000万、昨年の年度代表馬キタサンブラックの全弟を1億4500万円でそれぞれ落札。突然の参戦ながら、わずか2日間で合計「約7億円」のお買い物と圧倒的な存在感を見せつけた。

 同社取締役の野本巧氏によると『DMM.com』は、近日中にクラブ法人組織を立ち上げ「DMMドリームクラブ」という1口馬主クラブを設立するという。メディア等を通じて正式に発表されたのがセレクトセール当日ということもあり、この”電撃参戦”は競馬界に大きな衝撃を与えることとなった。

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