DMM.comが「7億円投資」でJRAに参戦! IT業界の超大物が新設する「DMMドリームクラブ」1口馬主の常識を覆す画期的システムの「狙い」とは
「実は昨年のセレクトセールでデニムアンドルビーの全弟が1億9000万円で落札されていますが、落札者の『ドリームファームって誰だ?』と一時話題になりました。かなり高額の落札だったので注目を浴びましたが、その後も結局、落札者が表に話が出ることはありませんでした。
ただ聞いたところによると、これもどうやらDMMさんの名義のようです。つまり、今回の『DMMドリームクラブ』は我々が想像している以上に、かなり早い段階から計画されていたということですね」(競馬記者)
今やビデオ・オン・デマンドにオンラインゲームや電子書籍、ネット通販だけに留まらず、太陽光発電事業、英会話サービス、3Dプリントサービス、家事代行サービスなど次々と新たな事業を展開。積極的で斬新な姿勢で注目を浴びる『DMM.com』だが、今回の「DMMドリームクラブ」も、これまでの1口馬主クラブの常識を覆すような画期的なシステムとなっている。
まず最も目を引くのが、募集口数が「1万口」という点だ。
これは従来の1口馬主クラブの募集口数が50口程度、多くても500口程度という事実を鑑みると一瞬目を疑ってしまう数字だ。つまり、最大1万人で1頭の馬を共有する壮大なスケールの1口馬主クラブということになる。
その狙いに関し、野本巧氏は「DMMドリームクラブ」のサービスのテーマは「投資やギャンブルではなくて感動体験の共有」と話す。
つまり、馬主の醍醐味である”莫大なリターン”を手放すかわりに、1万分の1という「低リスク」を突き詰めた上で、馬主だけが実感できる愛馬の成功体験を味わえる権利を共有するということだ。