DMM.comが「7億円投資」でJRAに参戦! IT業界の超大物が新設する「DMMドリームクラブ」1口馬主の常識を覆す画期的システムの「狙い」とは
従来の1口馬主クラブで競走馬を所有した場合、最初に1口の料金が発生し、所有してからも厩舎の預託料や遠征費など、何かと費用が発生。1口馬主に興味はあるものの、そこに不安を感じて踏み切れなかった人も数多くいる。
だが「DMMドリームクラブ」では、預託料などを含めて一括で前払いという制度が採用されている。つまり最初に1口あたりの料金さえ支払えば、今後費用が掛からない安心感を買うことができ、あとは気楽に愛馬を応援し続けるだけで良くなるということだ。
では、そのランニングコストはどこから生まれているのかというと、実は1口馬主が負担している。
例えば、1億6000万円で落札されたリアルスティールの全妹は、1口の価格が3~4万円になることがすでに発表されている。だが、仮に3万円だとすると全1万口で募集総額は3億円になる。つまり、そこから生まれる差額約1億4000万円が本馬のランニングコストに充てられるというわけだ。
無論、これも従来の1口馬主クラブにはなかった発想であり、さらに野本氏は「募集馬が早期引退したときに、余った金額を返却することも含めて考えています」とも発言。これは1口馬主にとって、ありがたい制度だ。
さらに「DMMドリームクラブ」は1口馬主会員に対し、スマホアプリ「DMMバヌーシー」を配信するという。公開された開発画面は、まるで競馬ゲーム『ダービースタリオン』を彷彿とさせるような画像だった。これも若者を中心に多くの人々に受け入れられそうだ。