「警報級大雨のち傘マーク」はドウデュースに試練? 「重馬場濃厚」の宝塚記念(G1)で注目したい道悪巧者

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 6月も下旬に差し掛かり、ようやく梅雨入りが近づいてきた。平年は6月上旬に梅雨入りとなる近畿~関東甲信地方だが、今年は異例の遅さとなっている。

 しかし、今週末に宝塚記念(G1)が行われる京都では、今週火曜日に50ミリを超える“警報級”の大雨を記録。水曜日から金曜日にかけて晴れの予報となっているが、土曜日以降は一転、ズラッと傘マークが並んでいる。近畿では週末に梅雨入りを迎えることになりそうだ。

 その週末は土日ともに90%(19日現在)の降水確率で、宝塚記念は道悪での開催も予想される。

 1番人気が予想されるドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)は、国内の10戦すべてを良馬場で走っている。道悪は3歳秋に遠征したフランスで2度経験しているが、どちらも凡走。特に極悪馬場となった凱旋門賞(仏G1)は勝ち馬から8秒7差のブービー19着に大敗している。

 ただ同じ道悪といっても日本とフランスでは比較が難しいところだが、これまでの走りからも、時計のかかる馬場でパフォーマンスを上げるイメージは湧かない。いずれにしても陣営とすれば、できるだけ良馬場に近い条件での開催を望んでいるだろう。武豊騎手とドウデュースにとって、馬場状態の悪化は思わぬ試練となるかもしれない。

馬場悪化を味方につけられそうな3頭とは

 一方で馬場悪化を味方につけられそうな馬も何頭かいる。

 まずは、昨年の皐月賞(G1)を無傷の3連勝で制したソールオリエンス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)。日本ダービー(G1)で2着に惜敗して以降は6連敗中で、年長馬との対戦となった近3走はすべて馬券圏外といいところがない。

昨年の皐月賞馬ソールオリエンス 撮影:Ruriko.I

 4歳世代“低レベル説”の代表的な存在となってしまっているが、道悪なら話は別。直線一気の末脚で突き抜けた皐月賞の走りを再現するとすれば、今回の舞台しかない。

 陣営も「(状態は)春2戦よりもいい」「雨はいいと思う」とコメントしており、状態的にも、舞台適性もソールオリエンスには追い風が吹いている。

 大阪杯(G1)6着から巻き返しを期すプラダリア(牡5歳、栗東・池添学厩舎)も道悪歓迎の1頭だ。重馬場ではこれまで2戦2勝で、3歳時の未勝利戦と昨秋の京都大賞典(G2)を制している。瞬発力勝負では分が悪いが、上がりのかかる競馬になればG1でも引けをとらない。鞍上がグランプリ男の池添謙一騎手という点も大きな魅力だ。

 スタミナ勝負になればディープボンド(牡7歳、栗東・大久保龍志厩舎)も浮上する。これまで重馬場では「1-0-2-2」という成績だが、2度の着外はどちらも凱旋門賞だった。国内では道悪で崩れておらず、逃げ先行馬がほぼ皆無というメンバー構成も味方してくれそう。ここでシルバーコレクターを脱してもおかしくはない。

 今年の宝塚記念で天を味方につけるのは、どの陣営になるのか。上半期を締めくくるドリームレースの足音が近づいている。

GJ 編集部

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