今年もあのレースは「実質三強」の閑古鳥…過去ゴールドシップやステルヴィオが優勝、「7頭立て」でも馬券的中は大楽勝?
日曜に中京で小倉記念(G3)、新潟で関屋記念(G3)が開催される今週末だが、登録馬がフルゲートを超えるレースも複数出た。札幌と新潟で行われた先週までの2場開催から中京も加えた3場開催に増えたものの、レースによっては出走すらままならないケースもあったようだ。
フルゲート超えのレースが多かった中で閑古鳥?
一際目立ったのは2歳馬のオープン、コスモス賞(OP)だ。ほとんどのレースに二桁の馬が登録した中で、本レースのみ一桁台の7頭しか登録がなかった。
頭数が10頭に満たない年も珍しくないレースだが、例によって地方馬の参戦はあるもののエイシンキャプテン、シュネルカガ、パルヴェニューの3頭。これらを迎え撃つJRA勢も4頭しかおらず、このまますべての登録馬が出走した場合、7頭立ての少頭数で争われることになる。
とはいえ、芝1800mの舞台は地方馬にとって非常に不利な条件だ。なぜなら地方はダートが主流であり、芝のコースを有しているのは盛岡競馬場のみ。先述の3頭はいずれもホッカイドウ競馬からの参戦ということもあり、芝の適性は走ってみないと分からないからである。
「6年前にナイママが優勝していますが、地方馬が勝つには厳しいレースです。チャンスがありそうな馬はエイシンキャプテンくらいかもしれません。この馬は芝のG1を勝っているカレンブラックヒル産駒ですから、血統的にこなせる可能性もありそうですよ。
ただ、4頭が出走予定のJRA勢にしても、2戦続けて大敗のプリスクリプションの好走はあまり期待できなさそう。新馬勝ちした3頭に人気が集中しそうです。配当は低いでしょうけど馬券を的中するには簡単かもしれませんね」(競馬記者)
『netkeiba.com』が公開している単勝の予想オッズも、7日の午後現在でアスクシュタイン、ジェットマグナム、ゴーゴータカシの3頭が揃って3倍を切る想定で三強を形成。3連複なら1点買いで的中を狙ってみるのもありだろう。
昨年は武豊騎手の騎乗したエコロヴァルツが1番人気に応えて勝利。その後は朝日杯フューチュリティS(G1)でジャンタルマンタルの2着に入り、今春の皐月賞(G1)や日本ダービー(G1)にも出走した。過去の勝ち馬にG1を勝ったゴールドシップやステルヴィオもいるレースだけに、今年の勝ち馬からも来年のクラシックを賑わす馬が登場するかもしれない。