「新婚ほやほや」藤田菜七子が土日の新潟で大爆発!女性騎手「42戦1勝」でも内容が桁違いだったワケ

新潟で大活躍の藤田菜七子騎手 撮影:Ruriko.I

 今村聖奈騎手、小林美駒騎手が戦線を離脱中の女性騎手。ともに落馬による肩の脱臼で手術を行い、現在は秋の復帰へ向けてリハビリ中だ。一足先に復帰した古川奈穂騎手に続き、また元気な姿を見せてもらいたいものである。

 若い世代がアクシデントに見舞われている中、今年はこれといった大きな負傷もなく活躍しているのが最年長27歳の藤田菜七子騎手だ。先月10日にJRA職員の20代男性との結婚を発表。本人も「引退はまったくよぎりません」と話していた通り、現役続行へ強い意欲を表明した。

結婚発表した藤田菜七子が抜群の存在感

 そんな「新婚ほやほや」の藤田騎手だが、自身を含めて先週末の土日で計42鞍あった女性騎手の中で唯一勝利。うち6鞍に騎乗して1勝2着3回の大活躍だった。

 まず土曜新潟で最初に騎乗した3Rの3歳未勝利を3番人気ジョブックノワで2着。先に抜け出した勝ち馬こそ捕まえ切れなかったものの、最後の直線で外から末脚を伸ばして1番人気デルマヴェーダとの叩き合いを制した。

 続く4Rの3歳未勝利は15番人気ミランダアスールで15着に敗れたが、6Rのメイクデビュー新潟では、12番人気の超人気薄キタノライブリーを2着に食い込ませる好騎乗。一旦は他の馬が先頭に立つ展開を自らハナを奪ってレースを先導し、最後まで見せ場十分の価値ある2着に導いた。

 圧巻だったのは日曜新潟2Rの3歳未勝利だ。このレースで12番人気ウヌボレヤサンとコンビを組んだ藤田騎手だが、逃げたミラクルジュニアの2番手を追走しつつ、相手の手応えがよくないと見るや、積極果敢にハナを奪ってレースをコントロール。最後の直線を先頭で迎えると、楽な手応えで後続を引き離して独走を決める。終わってみれば2着馬に6馬身の差をつける大楽勝だった。

 また、藤田騎手の直後を追走していた大江原比呂騎手の13番人気 バウンドトゥウィンも2着に粘り込み、3着に7番人気タキザクラの入った3連単の払戻しは、866万5130円の大波乱。積極策を生かした女性騎手2人が存在感を発揮した。

 大江原騎手の好騎乗もさることながら、土日の新潟で12番人気馬を1着2着に導いた藤田騎手は絶好調だった。

「乗鞍こそ6鞍と多くなかったですが、半数の3鞍で馬券圏内に食い込むなど、藤田騎手の好調ぶりが際立っていましたね。人気馬でしっかりと馬券に絡み、人気薄でもアッと驚く好騎乗を見せたのは、ミスを恐れない強気なポジション取りにも表れていました。

元々新潟は得意な騎手ですけど、女性騎手の中でも際立っていましたね。結婚して公私ともに充実しているのでしょう。新潟開催はあと1週残っていますし、今週末も引き続き新潟で騎乗するようなら、藤田騎手狙いで穴馬券を買ってみるのもありですね」(競馬記者)

 実際、結婚を発表したあとの藤田騎手の成績は上々。単勝万馬券だったウヌボレヤサンの勝利も加わった単勝の回収率は250%を超え、複勝率でも160%をマークしており、騎乗馬の平均着順も平均人気を上回っている。

 新婚ほやほやの藤田騎手だが、結婚相手は「あげまん」ならぬ「あげちん」なのかもしれない。

GJ 編集部

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