JRA菊沢一樹騎手は「未成年飲酒」で騎乗停止!? 思い出される「未成年騎手泥酔タクシー暴動」事件
JRAの菊沢一樹騎手(美浦・菊沢隆徳厩舎)が3日、日本中央競馬会競馬施行規程第147条20号により、今月3日から来月1日まで騎乗停止となった件で、理由が「飲酒」であるということを「スポニチ」が報じた。
菊沢騎手は昨年7勝、今年は現在11勝で今月27日には20歳の誕生日を迎える。そこまで待てなかったのだろうか。
父親で師匠でもある菊沢隆徳調教師は今年、管理馬であるアエロリットでNHKマイルCを優勝。厩舎開業後、初めてのG1制覇を成し遂げたが、親にも迷惑をかける格好となってしまった。
騎手の飲酒トラブルは、実はこれまでもあった。
「昨年7月、栗東所属・鮫島克駿(当時19)が九州出身騎手を中心に行われた京都での『花見』で先輩騎手から酒を飲まされ、さらに泥酔した状態でタクシーに乗り、横暴な態度をとって警察沙汰になったということがありました。『10万払うから栗東まで乗せていけ』とか騒いで、終いには車内で吐いたなんて話も。この場には浜中俊騎手や松田大作騎手もいたようで、先輩の管理責任も問われていますね。その後鮫島騎手は1カ月以上騎乗しませんでした」
騎手の飲酒トラブルの代表例ともいえる出来事だが、どちらも未成年。周囲の大人がどうにかできなかったのかと疑問も多い。
競馬界は大手メディアに多額の広告費用を投下しており、ゴシップやスキャンダルが表に出ることは少ない。そんな「守られた環境」において、増長する騎手も決して少なくないそうだ。菊沢騎手も同じような思いだったのか。
今回のように早々と表に出たという点に関しては、いいことなのかもしれない。