いよいよ復帰! かつては武豊を超える天才ともいわれた三浦皇成伝説をおさらいしよう
今週1年ぶりに復帰する三浦皇成騎手。かつては武豊を超えるデビュー1年目の最多勝利数を記録するなど、競馬界のホープといわれた人物だ。その三浦皇成騎手の復帰を記念し、ここまでの人生と数々の記録、その伝説を振り返ってみよう。
三浦皇成を語るに有名なエピソードがある。小学5年生の時に電車である馬主の孫娘に席を譲り、手に怪我をしながらも席を譲ったその人間性に感心した馬主とデビュー後に再会したという話だ。この一件からもその人間性がよくわかる出来事といえよう。また母親が上京させるにあたって避妊具(コンドーム)を持たせたという話や、デビュー後は土浦の風俗にハマったという話も興味深いが、今回は騎手としての伝説を中心としよう。
競馬学校では卒業時に最も成績が優秀だった生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞し、デビュー後も
・新人騎手年間最多騎乗回数を更新
武豊554回 → 三浦皇成790回
・新人年間最多勝記録を更新
武豊69勝 → 三浦皇成91勝
・JRA史上最速で通算100勝を達成(デビューから11か月7日)
・JRA史上最速でG1レースに騎乗(2008年スプリンターズステークス)
といった素晴らしい成績を残した。また何かと比較された武豊と1年目の成績を比較すると以下のようになる。
■武豊(1987年デビュー)
騎乗回数 554回
勝利数 69勝
勝 率 12.5%
連対率 23.8%
複勝率 34.1%
1番人気の騎乗回数 75回
1番人気での勝率 32.0%
1番人気での連対率 50.7%
1番人気での複勝率 68.0%