武豊「エアスピネルを捨ててでも会いたい」馬!? 小倉競馬アイドルの「花道」に駆け付けるための乗り替わりか
武豊騎手が今週の札幌記念(G2)でエアスピネルに騎乗しないのは、競馬界ではちょっとした事件として語られている。
デビューからここまで一貫して武騎手が騎乗してきたエアスピネルだが、今回はC.ルメール騎手が鞍上に。昨年はクラシックを皆勤して3着が最高、今年は年明けの京都金杯こそ勝利したものの、その後は「善戦マン」に逆戻り。安田記念では見慣れない後方からの競馬で5着敗退と、武騎手の騎乗に対する不満も多く聞こえてきた。
そんな中での乗り替わり。エアスピネルが秋の大目標を天皇賞・秋としていることから、同じく武騎手が主戦を務めるキタサンブラックとのバッティングを避ける措置という見方が有力ではあるが、もし陣営が騎乗に高い満足度を得ていたのだとしたら、前哨戦となる札幌記念には武騎手が続いて乗っていたのではないだろうか。その証拠に、ルメール騎手はこのレースだけの突貫コンビだ。
管理する笹田厩舎の、武騎手への信頼が揺らいでしまったのか……そう思われても仕方がない部分があるが、ここへきて「別の理由」が浮上している。
札幌記念が開催される20日、武騎手は裏開催の小倉に参戦する。メインレースである北九州記念(G3)では、人気の一角ダイアナヘイローに騎乗。札幌記念のうっぷんを晴らす絶好の機会といえるわけだが……。
武騎手にとって、20日に小倉競馬場にいることにはもう一つ「重大な意味」がある。