松田大作×ネロのコンビ実現もあった?「ニシノ」軍団の大物個人馬主が語る「大望」と地方競馬のホープ・中野省吾「抜擢」のいきさつとは…

※画像:ネロ 『競馬つらつら』より

 大物馬主の腹案には、騎乗停止明け「復帰祝い」のコンビ結成もあったようだ……。

 8月27日に開催されたキーンランドC(G3)にて、ワールドオールスタージョッキーズ出場の中野省吾騎手(25、船橋)とのコンビで参戦したネロ(牡6、栗東・森秀行厩舎)。結果は残念ながら8着と振るわなかったが、札幌競馬場に集まった観客を大いに沸かせてくれた。

 ここ3戦はスランプに陥っている同馬だが、昨年には京阪杯(G3)を圧勝した経験もある実力の持ち主。ホームの南関東競馬では確かな実績を残しているとはいえ、弱冠25歳、しかもJRA所属でない中野騎手に依頼が舞い込んだ背景にはどのような事情があったのだろうか……。

 その答えは意外な方角から明らかになった。というのも、ネロの馬主である実業家・西山茂行氏が自身で運営するブログ「西山牧場オーナーの(笑)気分」内に、鞍上決定に至るまでのいきさつが事細かに記されていたのだ。

 ブログによると、前走のアイビスサマーダッシュ(G3)を終えた段階で、管理する森調教師と西山氏の間で次走をキーンランドCとすることは決定していたようだ。だが、過去に騎乗経験のある戸崎圭太騎手や内田博幸騎手といった有力どころのジョッキーはすでに「先約」があったため、誰に手綱を任せるかという問題が立ち上がった。

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