頂点へ向けて虎視眈々……『神7』を中心に日本ダービー（G1）の1週前追い切りをまとめて公開！
・リオンディーズ（栗東・角居厩舎）「リラックスしていたし、いつもと同じ雰囲気」
前走：皐月賞（G1）5着 栗東CW 6F84.7－67.9－38.7－11.8秒
皐月賞では途中から暴走気味に先頭に立ったものの、最後は一杯になって他馬に迷惑を掛けた痛恨のレース。2歳王者の意地に懸けて逆襲を目論むリオンディーズは18日、栗東のウッドコースで3頭併せ馬による1週前追い切りを行った。
3頭併せ馬で遅れながらも、馬なりのままで上々の手応え。騎乗したM.デムーロ騎手も「よかったね。リラックスしていたし、いつもと同じ雰囲気」と笑顔ながら、最後は「まだ1週間ある」とリベンジに向けて気を引き締めた。
・ヴァンキッシュラン（栗東・角居厩舎）「まだこの先も、上積みがあるのでは」
前走：青葉賞（G2）1着 栗東CW 6F82.7－66.4－37.8－12.1秒
ダービートライアルの青葉賞を優秀な内容で完勝したことで一躍、日本ダービーの優勝候補となったヴァンキッシュランは18日、栗東のウッドコースで3頭併せ馬による1週前追い切りを敢行。3頭併せで最先着した内容に岸本助手は「状態は、前走と変わらずいい。直線だけしっかり追いましたが、反応も変わらずいいです」と順調さに目を細めた。
さらに「まだこの先も上積みがあるのでは……という可能性も感じさせます。想像を超えてしまっていますね」と岸本助手は、相当な手応えを感じているようだった。
・スマートオーディン（栗東・松田厩舎）「コントロールの利いた、良い調教ができた」
前走：京都新聞杯（G2）1着 栗東CW 6F85.0－67.9－53.8－37.9－11.7秒
毎日杯（G3）と京都新聞杯を連勝中のスマートオーディンが18日、栗東のウッドコースで1週前追い切りを行った。古馬1600万下の併せ馬にきっちりと1馬身先着した内容に松田国英調教師も「コントロールの利いた、良い調教ができた。ここまで予定通りに来ています」と目を細めた。
毎日杯→京都新聞杯の連勝から日本ダービー挑戦は、2013年のダービー馬キズナを同じ必勝ローテ。松田調教師は「オーバーワークにならないよう気をつけて、かつ守り過ぎてもいけないと考えていた」と細心の注意を払いながらも”究極の仕上げ”を施すようだ。
以上、29日開催の日本ダービーに向けて上位人気7頭となる『神7』の1週前追い切りの内容をまとめたが、中でも動きが目立ったのはマカヒキとスマートオーディンだった。
無論、調教内容がそのままレース結果に繋がるばかりではないが、どうか各馬ともまずは無事に来たる”東京決戦”に集結してもらいたい。