武豊騎手の願いも届かず……凱旋門賞(G1)盛り下がりで「キタサンブラック挑戦して」の声も、そもそも「無理」な事情が?
ただ、やはり海外遠征を断念したのには相応の理由があるようだ。
「宝塚記念の結果で通用するしないという考えもありますが、サンデーレーシングなどの社台系、ノースヒルズなど一大組織の所有馬であれば経験も豊富ですしスタッフなども簡単に用意できます。しかし一個人馬主である北島オーナーとなると、海外遠征にかかる諸々の費用が膨大になることはいうまでもありません。もちろん天皇賞や有馬記念での勝利を考えれば国内に専念したほうがいいという部分もあります。オーナーからすればデメリットばかりが目立つのが海外遠征なのでしょう」(同)
北島オーナーには、特に凱旋門賞への思い入れもなさそう、なんて声も。最初から遠征する気もなかったのかもしれない。