JRA浜中俊「復活」へ上り調子ダンスディレクターでG1挑戦! あの「連続斜行バッシング」を超える時が……
15日のゲート練習中に落馬、骨折した浜中俊騎手。しかし30日には復帰、1日に行われるスプリンターズS(G1)もダンスディレクター(牡7歳、栗東・笹田和秀厩舎)に騎乗する。
ダンスディレクターは今年1月のシルクロードS(G3)を制覇し連覇達成。2着馬が後の高松宮記念馬セイウンコウセイであることを考えれば、その価値がいかに高いかはおわかりだろう。
しかし、その後骨折により休養。期待をされていただけに多くのファンが落胆した。ただ、それでもなお復帰の前走セントウルS(G2)では強豪相手に3着と好走。やはり侮れない素質馬という評価は変わらない。
同馬はこれまで22戦中19戦で浜中騎手が手綱を握っているまさに「主戦」。前走の復帰戦で一定の走りを見せられただけに、期待は膨らんでいるに違いない。骨折をしてわずか2週間で復帰というのは、もちろん十分騎乗できる状況なのだろうが、「ここはチャンス」と少々強行出場の可能性もゼロではないのでは……。
「7歳になっても衰えは感じられません。27日には栗東の坂路で追い切りを行いましたが、ラスト1ハロンで一気に加速して、併走馬に5馬身差をつけ、タイムは54秒2―12秒4と上々。浜中騎手が騎乗したいと願っても自然ですね。『本当に順調に来たと思うし、去年よりずっと手応えを持って臨めます』と笹田調教師も「スポーツ報知」の取材にご満悦に応えていたようです」(記者)
ライバルも多いが、いよいよ戴冠の空気漂うダンスディレクター。
そして、浜中騎手にとってもここが「復活」の舞台となるか、注目が集まる。