【南部杯(G1)展望】G1・10勝目を狙うコパノリッキーに「新ダート王」ゴールドドリームと「豪脚」カフジテイクが挑む!

コパノリッキー(競馬つらつらより)

 9日に盛岡競馬場で開催される『マイルチャンピオンシップ南部杯(G1、ダート1600m)』で秋のダートG1戦線が開幕を迎える。

 昨年はコパノリッキーが3連覇の懸かっていたベストウォーリアを破って優勝。レコードの圧勝劇を飾ったが、今年はさらに豪華なメンバーが集結。華やかに秋のダートG1戦線の開幕を迎えそうだ。

 その中でも最大の注目は連覇、そして10度目のG1勝利に期待の懸かるコパノリッキー(牡7歳、栗東・村山明厩舎)だろう。

 ついにここまで来た。現役最多のG1・9勝を誇るコパノリッキーが、ホッコータルマエの最多勝記録に並ぶ10個目のビッグタイトルを狙う。すでに7歳、競走生活の晩年を迎えているが、その実力は未だ健在。前走のかしわ記念(G1)では、いつもの積極策ではなく中団からの競馬となったが、逆にそれで新味が出たようだ。上がり最速の末脚で、最後はインカンテーションに2馬身差をつけて完勝。この歳にして”進化”している姿を見せつけた。

 その後は連覇の懸かる帝王賞(G1)を目指していたものの、右ひざの関節炎で出走を回避。間隔が空いてしまったが、小回りの1600mはこの馬にとってベストの舞台。かしわ記念3勝に加え、昨年の南部杯と出走すれば圧倒的な強さを見せつけている。

 ここでも当然の大本命。前人未到のG1競走11勝へ向け、ここで足踏みをしているわけにはいかない。昨年に引き続きコンビを組む、田辺裕信騎手の手綱さばきにも注目だ。

 そんなダート競馬界のレジェンドに待ったを掛けたいのが、若きダートマイル王に君臨したゴールドドリーム(牡4歳、栗東・平田修厩舎)だ。

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