JRA小牧太騎手「限界」か。レジェンド武豊を超える50歳が復帰しては”蛇行運転”の繰り返し……度重なる騎乗停止処分に「引退推奨」の声も
7日、東京競馬場で行われたサウジアラビアRC(G3)は、向正面でボウルズが斜行し、3頭の被害馬が出る後味の悪いレースとなった。なお、鞍上の小牧太騎手は今週末の14日から29日までの騎乗停止となっている。
ゲートが開いてからすぐ、1コーナーに飛び込む前のことだった。まだキャリアの浅い2歳戦ということもあって、スタート直後から頭の位置が高く、著しい興奮状態にあったボウルズ。小牧騎手もなだめようと尽力しているようにも見えたが、内側の馬に寄られて驚いたボウルズは外側へ大きく斜行。主にダブルシャープ、メルムサール、バイオレントブローの3頭を巻き込む事象となってしまった。
レース後、小牧騎手は馬のテンションが高過ぎたことを指摘した上で「新馬戦は上手くいったが、今日はどうしようもなかった」と反省の弁。しかし、JRA(日本中央競馬会)によると、騎乗停止処分はこのレースだけでなく、短期間で不注意騎乗を繰り返したというものだった。
この結果を受け、ネット上では小牧騎手の「限界説」が囁かれている。
「小牧騎手はこれが今年4度目の騎乗停止処分なんですよね……。特に、2度目の騎乗停止となった6月17日から復帰しては不注意騎乗を繰り返すといった状況。
これまではそんなこともなかったですし、目立って制裁の多い騎手ではなかったんですが、この下半期は完全にJRAの決裁委員に”常習者”としてマークされているような気がします」(競馬記者)
今年7月8日に騎乗停止から復帰した直後、再び騎乗停止となった際は反省の意味も込めて、豪雨被害に見舞われた福岡県朝倉市でボランティア活動に参加した小牧騎手。その姿勢はメディアでも取り上げられ、大きな賛辞を集めた。