武豊キタサンブラックは余裕の「切り」!? 「天運」を味方につける馬券アイドル楠原安里梨が選ぶ最強のボックスとは……
29日(日)に東京競馬場で開催される天皇賞・秋(G1)には、今後のG1戦線を占う超豪華メンバーが集結した。さらに現役最強馬・キタサンブラックの引退ロード3連戦の緒戦ということもあり、大きな盛り上がりを見せている。だが有力馬が集ってしまったがために、例年以上の混戦が予想されており、どの馬が勝つのかを見極めるのは非常に難解だ。
そこで今回は『馬が光って見えたなら、だいたい当たる~』でGJ読者にはすっかりお馴染みとなった競馬アイドル・楠原安里梨さんにお越しいただき、天皇賞・秋の見解をうかがってみた。取材時(10月25日)にはまだ枠順が出ていないため、あくまでもどの馬も内枠ならばという前提の元での予想だが、楠原さんは秋の大一番をどの馬が制すると見ているのだろうか?
――今週末にはいよいよ天皇賞・秋が開催されます。レースへ出走を予定している競走馬の豪華さは今年1番でしょう。
楠原安里梨(以下、楠原):サトノダイヤモンド以外の有力馬がズラリと揃っていますよね。どの馬が勝ってもおかしくないため、予想は非常に難しいです……。
――そんな中でも、やはり中心となるのは年内で引退を発表したキタサンブラックになると見られています。
楠原:たしかにキタサンブラックは実績、実力ともにズバ抜けています。さらに引退ロード緒戦ということもあり、人気は集まるはずです。しかし、天皇賞・秋は逃げ・先行馬が勝つことは非常に珍しいレースです。休養明けということもあり、キタサンブラックは馬券に絡むことはあっても、勝利にまでは結びつかないのではないかと考えています。
――あえてのキタサンブラック外しということですね。では楠原さんが選ぶ1番手はどの馬になるのでしょうか?
楠原:天気予報ではレース当日は曇りのち雨。先週も悪天候でレースは大荒れでした。その馬場がこの1週間でどれだけ回復しているのかにも気を配らなければいけません。非常に悩みましたが、悪天候や道悪であることを物ともせず、かつスタミナが豊富な競走馬、サトノクラウンを推したいですね。
サトノクラウンは、左回りでは2015年の日本ダービー(G1)以外で結果を残せてはいませんが、そこを度外視しても悪天候ならば、実力をいかんなく発揮してくれるでしょう。鞍上は先週、雨の京都競馬場で9、10、11レースを3連勝した道悪巧者のM.デムーロ騎手が予定されています。今回のレースではかなり期待できるのではないでしょうか。