C.デムーロ「JRA100勝」で天皇賞シャケトラに要注意! 「ネタ」をかっさらう兄ミルコもさすが?
今週から来日した、JRA騎手のミルコ.デムーロ騎手の弟・クリスチャン.デムーロ騎手。29日の天皇賞・秋(G1)ではシャケトラに騎乗するが、その前の「景気づけ」に京都8RでJRA100勝を達成した。
欧州では今や兄を超える存在となったクリスチャンだが、日本では来日回数もあってか兄との実績には開きがある。それでも、来日初日にしっかり勝利して記録達成なのだから大したものだ。
他の騎手と同様、100勝記念のインタビューの場を設けられたクリスチャン。いつもなら「他人」の通訳がつくものだが、今回はなんと「身内」。そう、ミルコ騎手が通訳を買って出たのだ。
弟思いのミルコの計らいに、場内からも温かな笑いが起きた。そして、どのようなインタビューになるのかが注目されたのだが……。
ミルコはしっかりとインタビュアーの質問内容を理解し、クリスチャンに質問。そして「(100勝達成できて)とてもうれしいです。100勝ずっと勝ちたかった」「(99勝で足踏みしていたことに)まだ競馬場に慣れていなかった(笑)」としっかり通訳。また、この京都8Rでミルコ自身が2着に敗れたことに「残念」とジョークも飛ばす余裕を見せていた。
「もともと日本語の発音はかなり上手でしたが、3年目になってもうほとんど理解し、表現もできるようになっていますね。JRA騎手試験を受ける際にも猛勉強していたようですし、もともと親日家なので上達も早かったのでしょう。イタリア語からカタコトの日本語という珍しい通訳でしたが、難なくこなしていたように思います」(記者)
クリスチャンの表彰なのに、ネタをかっさらうあたりが「勝気」なデムーロ騎手らしいといったところだろうか。デムーロ兄弟の貴重なツーショットであったことは確かだ。