C.ルメール騎手が「1日7勝」の大爆発!ライバル・戸崎圭太騎手の地元で「直接対決」を制しリーディング独走
保たれていた均衡が崩れてしまったということだろうか。
28日、先週ついに戸崎圭太騎手を捉えてリーディング首位に立ったC.ルメール騎手がこの日も大爆発。自身が持つ最多勝記録1日8勝にあと1つと迫る7勝を上げ、いよいよ独走態勢に入った。
まさに現状の勢いの差を見せつけた1日だった。この日、戸崎圭太騎手の「お膝元」といえる東京に遠征したルメール騎手は、いきなり1レースから3連勝。新馬戦2鞍で足踏みしたものの6レースも勝って、驚異的なペースで前半を締めくくった。
後半になってもその勢いは留まるところを知らない。9、10レースでクビ差の接戦をモノにすると、最終レースも単勝1.3倍のイーグルバローズで5馬身差をつけて圧勝。1日7勝の「ルメール・デイ」を完勝劇で締め括った。
その一方で、サンドバックのごとく1日中”パンチ”をもらい続けたのが、1勝差でルメール騎手を追いかけていた戸崎騎手だ。
直接対決の開幕戦となった2レース、3レースでは共に1番人気に騎乗しながらルメール騎手の前に敗戦。特に3レースはルメール1着、戸崎2着という悔しい結果となった。
さらに直接対決となった10レースでも、1番人気のエイシンビジョンに騎乗していたのは戸崎騎手。だが果敢にハナを切り、主導権を奪いに行ったものの、最後の直線で失速。10着に大敗する一方で、ゴール前の叩き合いを制したのはルメール騎手だった。結局、この日は1勝止まり。地元の東京で大きく水を開けられた格好だ。