【JBCクラシック(G1)展望】驚愕の勝率50%「武豊の祭典」に競馬界のレジェンドがアウォーディーで出陣!
対するは、そのアウォーディーを昨年末の東京大賞典で破ったアポロケンタッキー(牡5歳、栗東・山内研二厩舎)だ。
みやこS(G3)を勝ち、初のG1挑戦となった昨年チャンピオンズCでは7番人気ながら5着に健闘。その勢いのままに年末の東京大賞典では最後の直線でアウォーディーを捉え、見事G1初制覇を飾った。
その後は、アウォーディーと共にドバイワールドCに挑戦するも9着、帰国初戦の帝王賞でも5着と、いずれもライバルに後れを取ったが、好メンバーが揃った前走の日本テレビ盃(G2)で復活勝利。ケイティブレイブやサウンドトゥルーといった強豪を打ち負かし、改めて存在感を示している。
舞台となる大井競馬場の2000mではアウォーディーと1勝1敗。鞍上は大井を知り尽くす内田博幸騎手だけに、その手腕にも期待したい。
この本命・対抗の2頭を6月の帝王賞で負かしたのが、伸び盛りのケイティブレイブ(牡4歳、栗東・目野哲也厩舎)だ。
昨春の兵庫チャンピオンシップ(G2)で後のフェブラリーS(G1)の覇者ゴールドドリームに7馬身差をつけて重賞初勝利を飾るなど、3歳の頃から非凡な才能を見せていたケイティブレイブ。その後も、主に武豊騎手とのコンビで重賞戦線で活躍するも、G1タイトルにはあと一歩及ばなかった。
転機が訪れたのは、今年3月の名古屋大賞典(G3)で福永祐一騎手と初コンビを組んでからだった。このレースで川崎記念(G1)で敗れたオールブラッシュに借りを返す勝利を上げると、帝王賞ではこれまでの先行策から差しに転じ、これが見事に功を奏した。アウォーディーやアポロケンタッキーといった強豪を退けて、初のG1制覇を飾っている。