JRA藤田菜七子が初の騎乗停止で思い出すあの自粛……まさに好事魔多し
騎乗停止処分ではないものの、菜七子騎手は今年の8月に騎乗を自粛したことがある。菊沢一樹騎手が未成年にもかかわらず、飲酒をしたとして約1カ月の騎乗停止処分を受けたときのことだ。その際に菜七子騎手は飲酒こそしていなかったものの、その場にいて未成年だった菊沢騎手の飲酒を黙認していたという。その事態を鑑みて、所属厩舎は菜七子騎手の騎乗を自粛させることとなった。菜七子騎手は、この前週にJRA7勝目をあげ、自身の年間最多勝利数を更新したばかりだった。
「無念の自粛となりましたが、菜七子騎手は翌週、翌々週にもその影響を感じさせない見事な騎乗を見せて勝利をあげています。今回の騎乗停止でも、いい流れを止めることはないはず。復帰週での勝利が期待されます」(競馬誌ライター)
好調だった菜七子騎手にとっては痛い騎乗停止処分。だが、斜行は一歩間違えば大事故にもつながることがある危険な行為だ。菜七子騎手には今回の騎乗停止を糧にし、クリーンな騎乗をこころがけて、これからも勝利を上げ続けてもらいたいものだ。