【JBCスプリント展望】「武豊→森泰斗」でコパノリッキーG1「11勝」新記録なるか!? 「ダート替わり」での一撃狙うライバルに注意
ダートと芝の”二刀流”をこなす古豪スノードラゴン(牡9、美浦・高木登厩舎)も侮れない存在だ。
今年のはじめはオーシャンS(G3)8着、高松宮記念(G1)7着と結果を残せていなかった。しかし、6月のダート戦・北海道スプリントカップ(G3)で3着と好走後は、芝でもスプリンターズS(G1)で勝ち馬から0.1秒差の4着に入るなど、存在感を示し始めている。
「ダートでも自分のレースができれば、終いはしっかり脚を使って伸びてくれると思います」とは管理する高木調教師の弁。今回のレースでも主戦騎手である大野拓弥騎手が手綱を取る。老いてなお盛んなところをみせることができるが期待されている。
持ち前の意外性を発揮することを期待されるのは、ニシケンモノノフ(牡6歳、栗東・庄野靖志厩舎)と横山典弘騎手のタッグだ。
昨年から12走して掲示板を外すことがないバツグンの安定感は健在。今年のフェブラリーS(G1)では14番人気と低評価ながら、中央馬に先着する5着とその能力の一端を見せた。
前走の東京盃競走(G2)こそ、伏兵のキタサンミカヅキに敗れたものの、3着をキープ。休養明けだった前走を叩き台にして、今回のレースへと臨むことを想定していたのならば、今回のレースでの好走も十分期待できるだろう。
他にも東京盃を勝ったキタサンミカヅキ、昨年の同レースで3着に入ったコーリンベリー、古豪ドリームバレンチノ、さらに虎視眈々と勝利を狙う地方所属馬が出走する。
コパノリッキーの大記録達成なるかが注目されているJBCスプリント。コパノリッキーが引退の花道にまたひとつ新たなる記録を添えるのか、それともライバルがそれを阻むのか――。注目のレースは11月3日(祝・金)の16時25分に発走予定だ。