ジャパンCに「世界最強厩舎」の刺客参戦! 世界王者ハイランドリール「弟」が日本馬の脅威に?
今年G1競走27勝の年間最多勝を記録したアイルランドのA.オブライエン厩舎。昨年はファウンドで凱旋門賞を制した上、2、3着も同厩舎で制圧するなど圧倒的な強さを見せつけるなど、日本にもその名は轟いている。
そんなオブライエン厩舎から、今月末のジャパンCに所属馬が出走する予定であることがわかった。今年のキングジョージ3着のアイダホである。2004年パワーズコート(10着)、2010n年ジョシュアツリー(10着)以来の参戦ということだが……。
現在4歳のアイダホは昨年の英ダービー3着、愛ダービー2着の実績を持ち、G2は2勝。欧州では「中堅」の位置づけだ。今年のキングジョージでは後の凱旋門賞馬エネイブルにこそ大敗したものの、昨年王者のハイランドリールに先着するなど、堅実な走りで存在感を示した。
そして、アイダホはハイランドリールの全弟でもあるのだ。
「今年のジャパンCは、多くのファンから『ハイランドリール参戦』が熱望されていました。欧州、香港、アメリカの芝G1を制した万能性に加え、高速馬場でこそ力を発揮する特徴、逃げのスタイルなど、ぜひとも日本で見たいという声が多いのもうなずけます。
残念ながらハイランドリールの参戦はないようですが、その代わりといいますか弟が参戦という運びに。兄の走り、これまでの戦績を考えても高速馬場への自信があるということではないでしょうか。オブライエン調教師としても久々の参戦ですし、チャンスありと考えているに違いありません」(記者)