R.ムーアから「神ジョッキー」の称号はく奪!? 「1番人気9戦全敗」と絶不調の世界No.1騎手に「影武者疑惑」噴出?
その2年間は「勝率0.246、連対率0.400、3着以内率0.415(2015年)」「勝率0.258、連対率0.379、3着以内率0.470(2016年)」とG1以外のレースでも特筆ものの成績。レベルの高い馬や騎手が集まる「香港競馬No.1」のJ.モレイラ騎手と並んで、日本の競馬ファンにとっても「最も信頼できる神ジョッキー」として認識されていた。
しかし、今年は「勝率0.100、連対率0.275、3着以内率0.450」と複勝率こそ優秀ながら、この秋は9度の1番人気で全敗と、勝ち切れない競馬が続いているムーア騎手。
モーリスの全弟ルーカスとコンビを組み、ワグネリアンとの一騎打ちとなった18日の東京スポーツ杯2歳(G3)でも2着は確保したものの、結果は3馬身差の完敗。スタートで立ち遅れて後方からの競馬を余儀なくされると、最後の直線では大外に持ち出されて鋭く伸びたが、騎手よりも馬の力が目立ったもの。世界No.1騎手らしからぬ「平凡な騎乗」という意見も目立った。
世界的な名手の調子がイマイチ上がらない理由は、意外なところにあるようだ。
「確かにまだエンジンが掛かっていないという面もあるのかもしれませんが、ムーア騎手の驚異的な成績は、身元引受調教師の堀宣行先生の”大援護”があってこそ。この秋はまだ16鞍中の4鞍しかコンビを組んでいませんから、それが調子の上がっていないように見える最大の原因だと思います」(同)
確かに昨年だけを見ても全66戦の内20戦と、ムーア騎手は非常に高い割合で堀厩舎の馬に騎乗している。