ジャパンカップ(G1)好走の条件? ソウルスターリング「超追い風」で下克上を敢行!?
26日に開催される第37回ジャパンC(G1)で、出走馬唯一の3歳牝馬ソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。今年のオークス(G1)を制し、3歳牝馬の頂点に立った女王が巻き返しを狙っている。
毎日王冠(G2)、天皇賞・秋と一線級の古馬と戦ってきたダメージが心配されるところだが、追い切りではWコースで5ハロン68秒3-12秒1と上々の動きを披露。「軽めの調整でやってきて、疲れもなく雰囲気もいい」と陣営も仕上がりに手応えを掴んでいるようだ。
また、ソウルスターリングにとって頼もしいデータも存在する。それは過去のジャパンCにおいて、「牝馬の好走」が目立っているというものだ。10年のデータだけを振り返っても、その傾向は顕著に表れている。
2008年3着入線を果たしたウオッカは、翌年に日本牝馬の初優勝という快挙を達成。2010年に降着で惜しくも敗れたブエナビスタも、翌年には見事に栄冠を掴んでいる。2015年にもショウナンパンドラが制覇するなど、牝馬の活躍が目立つ結果になっているのだ。
そんな牝馬の中でも注目すべきは「3歳牝馬」の存在だ。
3歳時に出走したジェンティルドンナは、最強の三冠馬オルフェーヴルを破るという歴史的名場面を生み出した。翌年も牡馬を蹴散らしV2を達成することになるが、そんな王者をハナ差まで追い詰めたのが7番人気だった3歳牝馬デニムアンドルビーである。