武豊「”口撃力”復活」でキタサンブラックに死角なし!? 「エアスピネル撃破」を称える”痛烈ジョーク”にM.デムーロ騎手もタジタジ?

「明日も、この調子で結果を出したいですね」

 レジェンド完全復活へ――。手応えを感じさせる会心の勝利だった。25日に京都競馬場で行われた京都2歳S(G3)は、武豊騎手の2番人気グレイル(牡2歳、栗東・野中賢二厩舎)が優勝。来年のクラシックへ、そして鞍上は翌日のジャパンC(G1)へ大きな弾みをつけた。

 8日の調教中に右膝の靭帯を落馬負傷し、コンディションが心配されていた武豊騎手。今週も土曜日4鞍、日曜日2鞍と騎乗数をセーブして挑んでいたことから、その騎乗ぶりが注目されていた。

 この日初戦の4レースでは、いきなり1番人気で5着。ただ、これは最後の直線で前が塞がる不利があってのもの。加害馬に騎乗していたA.アッゼニ騎手は過怠金を支払う処分を受けており、不利がなければもっと際どい勝負に持ち込めていた。

 続く6レースは9着、8レースも4着と結果は出なかったが騎乗ぶりは上々。少なくとも表面上の違和感はなく、騎乗にほぼ支障がないほど回復しているように見えた。

 迎えたこの日のメインレースは、そんなレジェンドの”復活”を高らかに宣言する充実した内容だった。

 芝の2000mを9頭立てで行われたレースは、1000m通過が61.7秒で流れる縦長の展開。武豊騎手のグレイルは、4番手を追走し、単勝1.7倍という圧倒的な1番人気に推されていたタイムフライヤーをマークする絶好のポジションをキープしている。

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