有馬記念(G1)キタサンブラック「完全燃焼」へ豪快リハ!「未完の大器」返上へあの”穴馬”に復活の兆し!
昨年の有馬記念では8番人気の伏兵ながら、上がり3ハロンではメンバー最速の末脚を発揮。上位3頭には突き放されたが、他のライバルを押し退けて4着に好走した。
期待された秋は天皇賞で11着、ジャパンCで8着と今一歩だが、栗東のCウッドコースで行われた1週前追い切りでは6ハロン81.1秒、ラスト12.3秒と素軽い動きを披露。昨年の上位3頭で、今年も出走を果たしたのはキタサンブラックのみ。そろそろ、この馬の出番があっても良い頃だ。
伏兵陣でもう1頭、巻き返しに強い意欲を見せているのが、昨年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリング(牝5歳、栗東・吉村圭司厩舎)だ。
13日に栗東のCウッドコースで行われた1週前追い切りでは、3頭併せ馬を敢行。僚馬2頭を追いかける形で一杯に追われると楽に交わして、最後は逆に3馬身以上突き放すなど女王の貫禄を見せつけた。
時計も6ハロンを81.5秒、ラスト12.1秒と上々。見守った吉村圭司調教師も「自己ベストじゃないか?」と手応えに満足。この秋は府中牝馬Sで4着、連覇の懸かったエリザベス女王杯でも7着と精彩を欠いているが、今回C.ルメール騎手を確保したように、陣営はまだ白旗を上げていない。
最後に忘れてはならないのが、3度のG1・2着を誇るサウンズオブアース(牡6歳、栗東・藤岡健一厩舎)だ。