有馬記念(G1)キタサンブラック「1枠1番」の可能性大!? JRA”忖度”で公開枠順抽選会が「武豊祭り」と化す理由
「キタサンブラックは有馬記念当日にお別れ会、年明けには引退式と2度のセレモニーが行われる、JRAにとっても特別優遇の存在。
ずいぶん話題となった昨年以降、今年は結果的に1枠1番が”封印”されているようですが、ラスト1戦ですし最後にまた……なんてことも。もちろん枠順は抽選なので、結果は『神のみぞ知る』ですが。とはいえ、今年もキタサンブラックが1枠1番だったら、疑惑噴出はまず避けられないでしょうね」(同)
また今年の公開枠順抽選会は、すでに武豊騎手が主役となることは確定的な状況だ。
というのも先日11日に日本人として、また騎手としても世界初のロンジンIFHA(国際競馬統轄機関連盟)国際功労賞を受賞した武豊騎手。長年にわたり競馬発展に多大な貢献を果たした関係者に贈られる偉大な賞の授賞式が、公開枠順抽選会当日の21日に行われるのだ。
さすがに授賞式そのものは抽選会の後に行われるようだが、ロンジン社の副社長や香港ジョッキークラブのCEO、さらにはIFHAの会長まで出席する大事は、まず間違いなく抽選会にも小さくはない影響を与えることだろう。
今年の漢字がキタサンブラックの「北」であり、引退が決まっている大本命馬の主戦であり、同時に日本人としては最初で最後になる可能性さえあるロンジンIFHA国際功労賞の受賞式……有馬記念の公開枠順抽選会当日21日は、例年以上に数多くのメディアが詰めかける盛大な「武豊祭り」となることは、今からでも容易に想像できる。
そんな中でキタサンブラックが”たまたま”好枠を引くことなど、大事の中の小事……。これまでの競馬界への貢献を鑑みても、”功労賞”の1つや2つもらってもバチは当たらないのかもしれない?