【中山金杯・京都金杯(G3)展望】武豊エアスピネルを超えろ!セダブリランテス&ラビットラン「強い4歳世代」が年明けから激突!
器用さの求められる本番の秋華賞(G1)では内々を上手く立ち回って4着、前走のターコイズS(G3)では1番人気を裏切る格好になってしまったが、こちらも4着と大きく崩れていない。この馬の本領は何とっても破壊力のある末脚。2戦続いた小回りから京都の外回りコースに替わるのは、大きなプラスとなりそうだ。
迎え撃つ実績組の中では、この舞台でマイラーズC(G2)勝ちのあるクルーガー(牡6歳、栗東・高野友和厩舎)が筆頭格か。
一昨年のマイラーズCで強豪を破って重賞初制覇を飾り、マイル界の新星として将来を嘱望されたクルーガーだったが、その後は骨折のため長期休養を余儀なくされることに。復帰した昨秋の富士Sでいきなり3着と11番人気の低評価を跳ね返すと、マイルCSでも7着に健闘。勝ち馬と0.3秒差であれば、ここなら突き抜けてもおかしくはない。
もう1頭、サマーマイル王のウインガニオン(牡6歳、栗東・西園正都厩舎)も、ここなら格上の存在だ。
昨夏は中京記念(G3)で3連勝を飾ると、関屋記念(G3)でも2着を確保。充実の夏を過ごし、サマーマイル王に輝いた。しかし、期待されたマイルCSでは17着に大敗。ここは仕切り直しの一戦となるが、先述したクルーガーと共に57.5kgのハンデが鍵を握りそうだ。
また、シンザン記念勝ちのキョウヘイや桜花賞4着のカラクレナイ、アメリカズカップなど明け4歳馬には楽しみな逸材が出走を予定している。他にもブラックムーン、ダノンメジャー、マイネルアウラートといった一発のある伏兵陣もおり、興味深い一戦になりそうだ。