【中山金杯・京都金杯(G3)展望】武豊エアスピネルを超えろ!セダブリランテス&ラビットラン「強い4歳世代」が年明けから激突!
2000mで行われる中山金杯(G3)にも、勢いのある明け4歳馬が多数登場する。
その中でも4戦3勝のセダブリランテス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、大きなスケールを感じさせる1頭だ。
デビュー3連勝でラジオNIKKEI賞(G3)を制すと、この秋はアルゼンチン共和国杯(G2)に挑戦。初の古馬との対決や2500mの距離延長など課題の多い一戦となったが、結果は3着。勝ったスワーヴリチャードは、後の有馬記念(G1)でも4着に善戦しており、この馬の非凡なパフォーマンスを改めて証明したレースだった。ここの結果次第では、春のG1戦線の中心に絡んでくる存在となりそうだ。
同じ明け4歳馬でも実績という点では、重賞2勝のウインブライト(牡4歳、美浦・畠山吉宏厩舎)に一日の長がある。
昨春のスプリングS(G2)を制し、クラシック戦線に名乗りを上げたウインブライトだったが、皐月賞8着、ダービー15着と厚い壁に跳ね返される結果となった。しかし、中距離路線に的を絞ったこの秋は、前走の福島記念(G3)で重賞2勝目。高い小回り適性を兼ね備えており、ここは上位争いが期待できる舞台だ。
昨秋のキャピタルS(OP)で強いレースを見せ、動向が注目されていたダイワキャグニー(牡4歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)が中山金杯に駒を進めてきた。
前走のキャピタルSでは、好位から抜け出して後続を完封。2歳王者サトノアレスの追撃を半馬身差に封じ、オープン2勝目を上げた。前走を含め、東京コースに抜群の適性を示しているダイワキャグニー。待望の重賞初制覇が期待される今回は、やはり中山コースへの適応が課題となりそうだ。
このままでは終われない。弥生賞馬カデナ(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)が思い出の中山2000mで復活を期す。