キタサンブラック全弟も「鞍上」は武豊騎手に決定! 武幸四郎厩舎で「豊×幸四郎」夢のタッグ結成もファンからは「不安」の声……
昨年末の有馬記念(G1)で有終の美を飾り、2年連続の年度代表馬も濃厚となったキタサンブラックだが、早くもその全弟が話題を集めている。
キタサンブラックにとって初の全弟となるシュガーハートの2017は、昨年7月のセレクトセールで彗星のごとく競馬界に現れた『DMMバヌーシー』(名義はDMMドリームクラブ)が1億9000万円で落札。先日、今年3月に新規開業予定の武幸四郎厩舎に入厩することが報じられた。
これだけ注目を浴びる馬が、実績のない新人調教師に任されることは異例だが、武幸四郎調教師も「死ぬ気で頑張ります」と気合十分。
DMMバヌーシーのプロモーションに登場した武幸四郎調教師は「(昨年の)セレクトセールの際に見て値段も凄いし、良い馬だなと思っていました」とファーストコンタクトの印象を語っている。ただ、その時はまさか自分が開業する厩舎に入厩するとは思っておらず、まさに青天の霹靂だったようだ。
しかし、実際に手掛けることとなったのを受け「お兄さん(キタサンブラック)とは毛色も違いますし、タイプも少し違うかも。ただ走りそうな印象はある。身体のつくりがしっかりした良い馬です。キタサンブラックをイメージしながらも、あの馬自身に合わせてあげられれば」と早くもイメージを膨らませている様子だった。
そうなると、やはり気になるのは「鞍上」だろう。キタサンブラックの全弟が武幸四郎厩舎に入厩するという時点で、やはり”あの人”しかいないだろうが……。
武幸四郎調教師も「もし、兄貴じゃなかったら怒られるでしょう」と笑顔で兄の武豊騎手を指名。「出資される方も、おそらくそれ(武豊騎手が騎乗)を望まれている方が多いと思いますし」と前向きな姿勢を見せたものの、やはり実の兄に騎乗依頼をするというのは恥ずかしいようで「気持ち悪いですね」と苦笑いだった。