JRA池添謙一「美浦一時移籍」も消えない「アノ騎手」の影……勝負強さ発揮で戸崎圭太ら関東騎手も戦々恐々?
JRAの池添謙一騎手が、15日から一時的に拠点を美浦トレセンに移して活動することになったと「スポーツ報知」が報じた。
昨年本サイトで「JRA池添謙一騎手に『移籍』疑惑が浮上!? 『エージェント外れる』情報を入手で、以前から囁かれた件とは(リンク)」でその可能性について触れたが、現実となった形だ。昨年は桜花賞をレーヌミノルで勝利したものの、その後は重賞勝利はなし。外国人騎手の台頭に押された部分もあるだろう。そんな中での「一時移籍」ではあるが……。
池添騎手は美浦で藤沢和雄厩舎、大竹正博厩舎で調教のサポートをしながら、関東での依頼増加につなげようとしている。美浦で確たる地位を築く調教師のもとで学ぶものは多いに違いない。
ただ、ここでもやはり「あのジョッキー」の名前がちらついている。
「藤沢厩舎といえば、昨年ソウルスターリングとレイデオロでオークス、ダービーを制したC.ルメール騎手と蜜月な関係を築いています。ルメール騎手への信頼が厚い社台グループの馬も多く管理していますし、ここでも有力馬は『ルメール優先』ということにはなるでしょう。それでも有力馬の取り合いが激しすぎる今の栗東よりはマシなのかもしれません。持ち前の勝負強さで信頼を勝ち取り、地盤を強くできるといいですね」(記者)
勝負強さといえば、今やM.デムーロ騎手の代名詞になってしまったが、池添騎手の乾坤一擲の騎乗にも定評がある。オルフェーヴル三冠もファンの記憶に深く刻まれているところだろう。