武豊ゴールドアクターと「新コンビ」でキタサンブラック”ロス”払拭!? 競馬の神に愛され続けるレジェンドの「天命の歴史」に驚愕
まさに稀代の名手の”天運”の成せる業なのだろうか。
4日、2015年の有馬記念(G1)の覇者ゴールドアクター(牡7歳、美浦・中川公成厩舎)が、武豊騎手とのコンビで21日に行われるAJCC(G2)に出走することがわかった。
2年連続の年度代表馬が決定的なキタサンブラックが、昨年末の有馬記念を最後に引退したことを受け、お手馬の”核”を失った競馬界のレジェンド。今年の苦戦が予想されていた。
他にもエアスピネル、ダンビュライトといった、かつてのパートナーも次々とその手を離れようとしている中、ゴールドアクターとの新コンビ結成は、まさに起死回生の一手といえるだろう。
G1勝利こそ2015年の有馬記念だけだが、昨年の宝塚記念(G1)でも2着するなど、ゴールドアクターが未だ現役トップクラスの能力の持ち主であることは確か。その上で”目の上のたん瘤”だったキタサンブラックが引退した今、順当に行けばさらなる飛躍があってもおかしくはない。
このタイミングでの武豊抜擢は、陣営としても「今年が勝負」ということなのだろう。管理する中川公成調教師も『デイリースポーツ』の取材に「今年は頑張りたいですね。(武豊騎手とは)脚質的にも合いそう」と、天才騎手の手腕に期待を寄せている。昨年後半を体調不良で休養に充てた分、今年は年始から巻き返す意気込みだ。
それにしても、さすがは日本競馬史上最強の騎手と述べるべきか。武豊騎手には大舞台で輝く「天命」のようなものがあるように思えてならない。