武豊と「凱旋門賞」へ! 世界的名牝サラフィナの娘がジェンティルドンナ、ダイワスカーレットが通った「名牝の登竜門」に挑戦!
少し気の早い話になるが、このシンザン記念は牝馬にとって「出世レース」として知られている。
今年で言えば、前日に同じマイルで牝馬限定戦のフェアリーS(G3)があることもあって、もともと牡馬相手に挑戦してくる牝馬も少ない。しかし「あえて牡馬にぶつけてくる程の素質馬」である分、牝馬ながらに結果を残せば大きく飛躍するケースも珍しくないのだ。
過去には1997年の勝ち馬シーキングザパール(NHKマイルC)、1999年のフサイチエアデール(桜花賞2着)、2012年のジェンティルドンナ(牝馬3冠)などが、このレースを勝利。
2着馬からも2007年のダイワスカーレット(牝馬2冠)、2016年のジュエラー(桜花賞)。2011年の3着馬にもマルセリーナ(桜花賞)が名を連ねるなど、シンザン記念の上位馬には錚々たる名牝の名が並んでいる。
プリュスのオーナーは常々、「武豊と凱旋門賞を勝つのが夢」と大望を掲げるキーファーズ。所有馬の大半を武豊騎手に託す、屈指の”武豊信者”として知られる名物オーナーだ。武豊騎手も当然その事実を認識しており、「騎手冥利に尽きる」と語っている間柄だ。