JRA戸崎圭太「重賞3連勝」の衝撃……リーディング奪還へいきなり「籠城」を解いた!?
「初日、2日目はホームである中山競馬場で騎乗した戸崎騎手でしたが、3日目は昨年の3歳牡馬クラシックの最終戦・菊花賞(G1)開催日にしか騎乗せず、かつ未勝利に終わった京都へ遠征して勝利をあげています。
これまで戸崎騎手は全国リーディングを争う関西の騎手たちとの競合を避け、徹底して関東やローカルに閉じこもって下級条件戦で勝ち星を量産していました。その独自のスタイルのために勝利数はあまり変わらないながらも、内容的には幾多も重賞を勝利しているルメール騎手、M.デムーロ騎手の外人騎手2名には惨敗していると評され、『引き籠り騎手』と揶揄されることもあったほどです。
今年はリーディングを奪還するために、徹底してこのスタイルを続けると見られていたのですが、まさか早々に遠征をしてしかも重賞3連勝をあげるとは……。今年はその”汚名”も返上する活躍を遂げるのかもしれません」(競馬誌ライター)
このまま全国の競馬場で活躍し、さらにG1さえも制することができれば、戸崎騎手は本当の意味で誰もが認めるリーディングジョッキーに輝くことができるのかもしれない。2018年はこの勢いがフロックではなく、本物であることを期待したい。