JRA史上「最強」の弥生賞へ!? ダノンプレミアム出走視野で、ワグネリアンら豪華面子といきなり激突か
史上最高レベルの前哨戦となるのかもしれない。
朝日杯フューチュリティS(G1)を制し、最優秀2歳牡馬にも選出されたダノンプレミアム。同馬が次走に皐月賞(G1)の前哨戦となる弥生賞(G2)を視野に入れていると「スポニチ」が報じた。
ダノンプレミアムはデビューから無敗で2歳王者決定戦へ。そのレースでステルヴィオ、タワーオブロンドンといった強豪を相手に3馬身半差という決定的な差をつけて勝利。さらに2014年にリオンディーズが記録した1:34.4を1.1秒も縮める新レコードタイムも樹立するなど、名実ともに新世代の王者として君臨している。
そのダノンプレミアムが向かう弥生賞は皐月賞のトライアルレースだ。もちろん、本番へ至る道程はここだけではなく、スプリングS(G2)や若葉S(OP)も用意されている。そのため、突出した実力馬がそのいずれかに出走を決めた際は、そのレースのメンバーが手薄になる傾向がある。
過去の弥生賞を振り返れば、2001年に勝利したアグネスタキオンは単勝1.2倍に支持され、2005年にはディープインパクトが同じく単勝1.2倍で勝利。さらに09年にはロジユニヴァースが1.3倍、10年のヴィクトワールピサが1.7倍、14年にはトゥザワールドが1.6倍と、絵に描いたような一強状態になることも多い。
ダノンプレミアムが出走を表明したため、今回も前例をなぞるかのように同馬に人気が集中する可能性も高いはずだが……。
どうやら今回はその心配はないようだ。