JRA「日本人騎手の希望」となれ!? 石橋脩ラッキーライラックに「ミス」は許されない
日本人騎手の「希望」となれるか。
20日、昨年の2歳女王ラッキーライラック(牡3 栗東・松永厩舎)が、3月のチューリップ賞を始動戦とすることがわかった。
オルフェーヴルの初年度産駒「筆頭」として期待がかかるラッキーライラック。昨年の阪神JFは中団だから外を回して先に抜け出したリリーノーブルを差して優勝。2歳女王が、今度は牝馬クラシック奪取に向けて動き出す。
そして、鞍上はデビューから3戦連続騎乗で3連勝の石橋脩騎手が継続騎乗。これまでのレースで何一つ問題のない騎乗ぶりであり、それも当然といえる。
ただ一方で、昨今の流れから「乗り替わり」の心配が多いのも事実だった。
競馬界、特に猛威を振るう社台系の筆頭格であるサンデーレーシングは、一口馬主などの意志もあるのかとにかく「外国人騎手」への乗り替わりが多い。「勝てる騎手に乗ってもらいたい」という気持ちは当然だが、昨年は皐月賞を制した同クラブのアルアイン鞍上だった松山弘平騎手が、ダービー敗退後にC.ルメール騎手に乗り替わりとなり、物議を醸したこともある。それだけでなく、多くの「多少不可解な」乗り替わりが多くなっているのは事実だ。
より騎手選択がシビアになっていく中でも、さすがに3連勝中の石橋騎手は継続することが叶った。このチャンスを何とか活かしてもらいたいところではあるが……。