オルフェーヴル「種牡馬生活いきなり危機」で種付料も減額……3連休は多頭出しで勝負だ

 中央競馬史上7頭目のクラシック三冠馬であり、2011年の年度代表馬に輝いているオルフェーヴル。現在は種牡馬として活動しているものの、産駒が当初の期待通りの成績を残すことができず、苦戦を強いられている。

 昨年、鳴り物入りで初年度産駒がデビューを飾ったオルフェーヴル。7月にクリノクーニングが新馬戦をレコードタイムで優勝して産駒初勝利を達成。この後も三冠馬の遺伝子が次々に競馬界に衝撃を撒き散らすものと思われていた。

 だが、1年通して84 当出走したものの2歳戦で勝ち上がったのは合計7頭。その中には札幌2歳S(G3)を制覇したロックディスタウン、阪神ジュベナイルF(G1)を制したラッキーライラックなどの大物も存在している。だが、同時期に初年度産駒がデビューしたロードカナロア産駒は86 頭中30頭が勝ち上がっているため、大きく水を開けられる結果となってしまった。

 そのオルフェーヴルは、先日行われた種牡馬展示会のひとつである社台スタリオンステーションパレードに登場。紹介スピーチで、まず昨年産駒が残した成績の振り幅の大きさを”イジられて”しまうも、同馬が3歳時に本格化したことを踏まえて「これから見せ場がやってくると思っています」と産駒のこれからの巻き返しが期待された。

 そしてこれまで600万円だった種付け料が、今年度から100万円下がったことも伝えられ、「チャンピオンを出した種馬が種付け料が下がる、今年もまだ約数十頭のデビュー組がおります」と、今後登場する産駒への期待もあるとし「今年オルフェーヴルを付けて良かったな、と思えるパターンになる可能性を……」と、今年種付けすれば”お得”になるのでは、とアピールした。

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