【あの馬主は何者?】武豊に川田将雅……トップ騎手たちに栄光をもたらしたマカヒキの馬主がすごい
1着賞金2億円の東京優駿(日本ダービー)を制したマカヒキ、そしてそのオーナーは金子真人ホールディングスだ。競馬で賞金の馬主への分配率は80%なので、金子オーナーは日本ダービーで1億6000万円を手にしたことになる。一般人ではとても想像できない次元の違う話だ。
現在2000名ほどが登録しているというJRAの馬主。もちろん誰でもなれるわけではなく、年収1700万円を2年以上、資産7500万円以上など金銭面だけでも一般人にはとても届かない高いハードルが課せられている。
また競走馬一頭当たり数百万円から数億円の購入費用がかかり、トレーニングセンターに入厩すれば60~70万円の預託料が毎月厩舎から請求される。年間走り続けるだけで720万から840万円ほどの経費がかかるのだから、やはり馬主は富裕層の娯楽と言えるだろう。
個人馬主以外で馬主になる方法はあるが、自分の名前で走らせてこそ本物の馬主。その個人馬主2000名の頂点に立つのが、前述した金子真人氏だ。
金子氏は現在2016年馬主リーディング3位、個人馬主ではダントツの1位を独走中。なお個人馬主としての順位でいえば
2016年 全体 3位 個人1位
2015年 全体 4位 個人1位
2014年 全体10位 個人4位
2013年 全体 6位 個人2位
2012年 全体12位 個人6位
2011年 全体13位 個人8位
2010年 全体10位 個人6位
2009年 全体 8位 個人3位
2008年 全体 8位 個人4位
2007年 全体12位 個人8位
と、ここ10年で必ずベスト8に入っているが、他の馬主とは所有頭数が少ないことを考えればもっとも効率的に稼いでいる馬主といえよう(2013年個人1位の松本氏は235頭所有、金子氏は83頭所有で獲得賞金は3億円差)。