【弥生賞(G2)展望】「王者」ダノンプレミアムVS「大器」ワグネリアンが早くも実現!オブセッション、ジャンダルムら「史上最強の前哨戦」開幕!

※画像:ダノンプレミアム『JBISサーチ公式サイト』より

 すでに「ハイレベル」と呼び声高い今年の3歳牡馬クラシックだが、4日に中山競馬場で行われる弥生賞(G2)は、今年の牡馬クラシックを占う非常に重要な一戦となりそうだ。

 過去10年の勝ち馬で2010年のヴィクトワールピサが皐月賞(G1)を制しただけでなく、2009年のロジユニヴァース、2016年のマカヒキが日本ダービー(G1)を勝つなど、クラシックと密接な関係にある「王道」トライアル。

 ただし、今年は少頭数。5頭立てで行われた1968年以来の”異常事態”もあり得る。その理由は、3枠しかない皐月賞の優先出走権を巡って、今年のクラシックの覇権を争う「4強」が激突するからに他ならない。

 そんな4強の中でも「実績No.1」のダノンプレミアム(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)が世代を牽引する2歳王者らしく、王道・弥生賞から始動する。

 ここまで3戦3勝。それもデビュー戦が4馬身差、サウジアラビアRC(G3)が1馬身3/4、そして朝日杯フューチュリティS(G1)も3馬身半差の勝利と、まったく底が見えていないダノンプレミアム。

 特に前走の朝日杯FSでは好スタートからすんなりと好位に付けると、最後はメンバー最速となる上がり3ハロン33.6秒でまとめた。1枠1番の好枠を活かした川田将雅騎手の好騎乗もあったが、それ以上に本馬の強さばかりが目立ったレースだった。

 マイルでこれだけ強いだけに、今回の最も大きな課題は2000mへの対応となる。ただ、ディープインパクト×Intikhabは2015年の日本ダービーで2着したサトノラーゼンと同配合。気性面に目立った課題は見当たらず、順当に行けば春二冠における距離の心配はなさそうだ。

 その2歳王者と「世代No.1」の評価を二分しているのが、同じディープインパクト産駒のワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。

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