武豊×武幸四郎いきなり実現! 「武豊と凱旋門賞」名物馬主の熱い思いでいきなりタッグ
3月1日から新規厩舎を開業する武幸四郎調教師。人気騎手の調教師転向は早くから注目を集めていたが、その初戦が3月3日、阪神第1レース・ダート1800mになる予定だと「デイリースポーツ」が伝えている。
記事によれば、幸四郎厩舎が送り出す馬は池江泰寿厩舎から転厩してきたグアン(牝、3歳)。騎乗するのは実兄として知られる武豊騎手だ。武豊騎手は取材に対し、順調にいけばと前置きした上で「1勝目になればいいけど、まあまだこれから先もあるから」と話しているという。
出走予定のグアンは父馬オルフェーヴル、母馬はマルヴァーンスプリング、母父はSilver Deputy。良血として早くから注目されていたものの、これまで武豊騎手を背に芝で3戦するも勝利はナシ。今週末のレースが転厩、さらにダート転向初戦と、まさに出直し戦となる。
「グアンの馬主は『武豊さんと凱旋門賞に行くのが夢』だと公言している株式会社キーファーズの松島正昭氏です。どうやら馬主の意向で幸四郎厩舎に転厩することになったみたいですね。
調教師を変えただけですぐ走るわけではないでしょうが、松島氏は武豊騎手に心酔し、さらになによりも関係性を重視します。そのため、武兄弟の初陣を他の人に譲るわけにはいかないと考え、早くから裏で動いていたのかもしれません。
今後も松島氏は素質馬を幸四郎厩舎に預ける可能性も高いでしょう。今年から松島氏の”夢”に幸四郎調教師が加わり、『武豊さんと武幸四郎さんが管理している馬で凱旋門賞に行くの夢』だと公言し始めるかもしれませんよ」(競馬誌ライター)