武豊がダノンプレミアム「1強」に待った!?「皐月賞当確」2歳王者のトレセン内意外な評価
素質馬揃いと言われている今年の牡馬クラシック戦線だが、現状は2歳王者ダノンプレミアムが頭一つ抜けている状況だ。
ここまで無敗の4戦4勝。朝日杯フューチュリティS(G1)で2着ステルヴィオ以下につけた3馬身半差は、1994年の三冠馬ナリタブライアン以来の大差。前走の弥生賞(G2)も馬場の良い外を回って鮮やかに完勝しており、早くも「皐月賞当確」の声が高まっている。
これでもし、今週末に行われるスプリングS(G2)を1番人気が予想されるステルヴィオが完勝するようなら、いよいよダノンプレミアムの「1強」状態。2011年のオルフェーヴル以来、史上8頭目の牡馬クラシック三冠馬の可能性も見えてくる。
ただ、そういった状況の中でも虎視眈々と「逆転」を狙っている男がいる。2005年、ディープインパクトと共にクラシック三冠を成し遂げた武豊騎手だ。
「弥生賞でダノンプレミアムの3着に敗れたジャンダルムとのコンビで今年のクラシックに向かう武豊騎手ですが、レース後は相当悔しそうでした。
レース当日に取材したメディア関係者には『相手(ダノンプレミアム)が強すぎた』と完敗を認めるような発言をしていましたが、同時に『(皐月賞で)18頭になったら……』と早くも本番を想定していたようです。また、近しい関係者には『ワンチャンスあれば逆転できる』と漏らしていたとか。
というのも、ダノンプレミアムが世代トップクラスであることは間違いないですが、各陣営の関係者は『これまで楽なレースしかしてないし、まだわからない』と、メディアが報じているほど絶対的な存在とは見ていない人が多いようです。
確かに、皐月賞は毎年ごちゃつくレース。ペースも弥生賞とは全然違いますし、その辺りはダノンプレミアムにとっての死角でしょうね」(競馬記者)