JRA岩田康誠「息子」は超大型新人!? 武豊以来の「新人王当確」路線……最強厩舎&最強エージェント付きの”VIP待遇”に呆然
日本競馬の騎手事情と言えば、「2世騎手」があまりに有名だ。競馬界の顔役でもあるレジェンド武豊騎手を筆頭に、福永祐一騎手や横山典弘騎手、はたまたM.デムーロ騎手も父親は元騎手である。
ただ、結果至上主義となり、昔ほど若手騎手を育てる習慣がなくなった昨今は、いわゆる「2世騎手」でも苦戦……。
昨年「親子同時出走」として話題になった、木幡初広騎手の長男・初也騎手、次男・巧也騎手、そして三男・育也騎手。横山典騎手の長男・和生騎手、三男・武史騎手など「父親が騎手」という強力なコネクションをもってしても、悪戦苦闘を強いられているのが現状だ。
通年騎乗するデムーロ騎手やC.ルメール騎手といった世界的な実績を持つ外国人騎手だけでなく、R.ムーア騎手やH.ボウマン騎手といった世界で1、2を争う実力者が入れ替わり立ち替わり短期免許で来日している昨今、新人・若手騎手に与えられるチャンスは本当に少ない。
そんな中で、若くして成功を収め一流騎手の仲間入りを果たすことは、本人の資質や技量だけでは難しい。そこに競馬界で確かな実績を持つ周囲の関係者による強力なバックアップがなければ到底成し得ない。「実力」だけでなく、「環境」にも恵まれることが成功の秘訣であることは確かだ。
そういった点で来年もしかしたら、それら……つまりは「若くして成功を収め一流騎手の仲間入りを果たす」だけの条件を満たすかもしれない存在がいる。岩田康誠騎手の次男となる 岩田望来(みらい)君だ。
地方競馬時代に2941勝を上げ、2006年にJRAへ移籍を果たしてからも数多くのJRA賞を獲得、JRA・G1競走24勝を誇る岩田康誠騎手。その息子というだけで大騎手の資質十分といえるが、望来騎手のストロングポイントは単純な”血統”だけではないようだ。